バイオマス産業都市とは、原料生産から収集・運搬、製造・利用まで、経済性が確保された一貫システムを構築し、地域の特色を活かしたバイオマス産業を軸とした環境にやさしく災害に強いまち・むらづくりを目指す地域です。
飯豊町は、平成12年に「飯豊町地域新エネルギービジョン」を策定、平成20年には、「飯豊町バイオマスタウン構想」を策定し取組を進めてきました。
これらの取組をさらに加速させ、地域の産業に結びつけるため、平成29年度「飯豊町バイオマス産業都市構想」を策定し、平成29年10月3日、関係7府省(内閣府、総務省、文部科学省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省)が共同で推進しているバイオマス産業都市に認定されました。
飯豊町では、廃棄物系・未利用バイオマスの有効活用を進め、農林業資源を活用した持続可能な循環型のまちづくりを推進し、第4次飯豊町総合計画で掲げた将来像「田園の息吹が暮らしを豊かにするまち」の実現を目指します。
そのために、次に示す2つのプロジェクトを実施します。
(1)家畜排せつ物等を利用したバイオガス発電事業プロジェクト
民間事業者を実施主体とし、町内畜産事業者から家畜排せつ物等を調達し、バイオガス発電に取組む。
(2)木質バイオマス資源利活用推進・熱供給推進プロジェクト
町内広葉樹・針葉樹の素材生産体制を拡大し、木質バイオマス燃料製造・素材(丸太)供給の体制を整備する。住宅団地や公共施設等への熱供給システム導入を展開する。
詳細は、飯豊町バイオマス産業都市構想(2921KB)をご覧ください。
平成29年10月19日(木)に、農林水産省で、礒崎農林水産副大臣からバイオマス産業都市の認定証が授与されました。
飯豊町では、「飯豊町バイオマス産業都市構想」をバイオマス活用推進基本法第21条第2項に規定する「市町村バイオマス活用推進計画」として位置づけています。
町では、上記プロジェクトを実施するため、「農林漁業の健全な発展と調和のとれた再生可能エネルギー電気の発電の促進に関する法律(農山漁村再生可能エネルギー法)」に基づいた基本計画を策定しています。
「飯豊町バイオマス産業都市構想」に位置づけるプロジェクトの実施に対して意欲ある事業者を募集しています。同法第5条の規定に基づく提案も可能です。下記担当へご相談ください。
この記事に関するお問い合わせ先