▼水道水の臭気発生の要因について
水道水がかび臭い(泥臭い)とのお問い合わせをいただいております。
かび臭物質(*1)が多く発生した要因として、8月3日の豪雨で河川が増水して川床の底の泥が巻き上げられたこと、また、9月に高温が続いて水温が上がったことが考えられます。
なお、かび臭の原因となる物質は、自然由来の微生物から生じるもので毒性はなく、直接飲んでも身体への影響はありません。
▼飯豊町水道事業における対策について
水道水の臭気低減の対策として、粉末活性炭を用いて浄水し、できる限りの臭気の除去に努めています。しかし、かび臭物質を完全に除去するまでには至らず、皆様にご迷惑をおかけしております。
今後、水温の低下により臭気は発生しにくくなると思われますが、継続して粉末活性炭による臭気対策を実施いたします。引き続き安全な水道水の供給に努めてまいりますので、町民の皆様にはご不便をおかけいたしますがご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
▼煮沸による臭気の軽減について
やかん・鍋などに水道水を入れてフタをせずに5分間ほど煮沸させると臭いが軽減されます。煮沸することにより、消毒のための塩素成分も抜けてしまうため雑菌が繁殖しやすくなりますので、冷蔵庫などで保管し早めにお使いください。また、煮沸は、室内を充分に換気しながらおこなってください。
*1(かび臭の原因となる物質について)
かびくさいにおい、泥くさいにおい、墨汁のようなにおい、いわゆる「かび臭」の原因となる物質は、「2-メチルイソボルネオール」や「ジェオスミン」と呼ばれるものです。これらは、ごく微量でも嗅覚で感知される物質です。
湖沼や河川の水温上昇などによって繁殖する植物プランクトンのなかには、これらのかび臭物質をつくりだすものがあります。
(自然由来の微生物から生じるもので毒性はなく、直接飲んでも身体への影響はありません。)
この記事に関するお問い合わせ先