SNS(XやInstagram、LINE等)等、インターネットを利用した特殊詐欺の被害が急激に増加しています。中でもSNS型投資詐欺、SNS型ロマンス詐欺が多く、令和6年の1月~3月で2303件、およそ280億円もの被害が発生しています。令和5年1月~3月と比較してそれぞれ4倍以上の被害件数、被害額となっています。
インターネット上での特殊詐欺に住所は関係ありません。「どこにいても」「だれにでも」特殊詐欺の被害に遭う可能性があります。投資詐欺、ロマンス詐欺それぞれの内容や手口は以下の通りです。
- SNS型投資詐欺
投資すれば利益が得られると誤認させて投資アプリ等に誘導するなどし、うその利益を表示するなどで安心感を与え、架空の投資をさせ続けてお金をだまし取るものです。
【主な手口】
1.SNSやウェブサイトの広告等をきっかけにLINEの投資グループへ招待される
2.外貨や暗号資産への投資を勧められ、投資専用のアプリ等を通じて指定口座への送金を指示される
3.「出金には手数料が必要」「違約金を支払う必要がある」等言われて出金できなくなる
- SNS型ロマンス詐欺
恋愛感情や親近感を抱かせながら、投資に誘導する、うその事情を信じ込ませて送金をさせるなどして金銭をだまし取るものです。被害に遭った方が相手を強く信用してしまい、なかなか被害に気づけないこともあります。
【主な手口】
1.SNSやマッチングアプリを通じて知り合った相手から交際や結婚を申し込まれる
2.「結婚後の資金のため投資をしないか」「国の治安が悪くなって銀行からお金が下せなくなった」など理由で指定口座への送金を指示されて金銭をだまし取られる
- 被害に遭わないために
・知らない相手からグループトークに招待されても参加しない
・インターネット上で知り合った相手から突然投資の話を持ち掛けられた際は注意する
・投資をする際は、投資先が登録業者か確認するなど慎重、冷静に判断する
・「必ずもうかる」「あなただけ」といった言葉にまどわされない
・少しでも怪しいと感じたら周囲に相談する
警察庁のホームページでは、手口や事例、気を付けたいポイントなどをより詳しく紹介しています。
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