児童虐待は深刻な社会問題であり、児童虐待に関する相談対応件数は年々増加の一途をたどっています。子どもの命が奪われるような重篤な虐待事件も後を絶ちません。
みなさんの周りに、「児童虐待かも?」と思われる子どもや家庭を見つけたときは、迷わずすぐに通告してください。早期の発見が深刻な虐待の防止につながります。
◆児童虐待とは
本来、子どもを温かく守り育てるべき保護者が、子どもの心身を傷つけ、健やかな成長や人格の形成に大変深刻な影響を与える行為をいいます。
親が「しつけ」と思っている行為でも、現実に子どもの心や体が傷つく行為であれば、それは「虐待」です。
親の立場よりも子どもの立場で判断することが大切です。
児童虐待は次の4つに分類されています。
身体的虐待 | 殴る、蹴る、投げ落とす、激しく揺さぶる、溺れさせる など |
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性的虐待 | 子どもへの性的行為、性的行為を見せつける、ポルノグラフィの被写体にする など |
ネグレクト | 家に閉じ込める、食事を与えない、ひどく不潔にする、自動車の中に放置する、重い病気になっても受診させない など |
心理的虐待 | 言葉による脅し、無視、きょうだい間での差別的扱い、子どもの目の前で家族に対して暴力をふるう(面前DV) など |
◆児童虐待に関する通告・相談窓口
児童福祉法第25条および児童虐待の防止等に関する法律第6条に基づき、児童虐待を受けたと思われる児童を発見した場合、全ての国民に通告する義務が定められています。
「虐待かも?」と思ったらすぐに以下の窓口へ通告(連絡)してください。通告は匿名で行うことも可能で、通告者やその内容などに関する秘密は守られます。また、公務員などの守秘義務を課せられている方も違反とはなりません。
☎0238-86-2338
月曜日~金曜日 8時30分~17時15分 ※祝日、年末年始は除く
- 山形県中央児童相談所 (外部リンク)
☎023-627-1195
月曜日~金曜日 8時30分~17時15分 ※祝日、年末年始は除く
- 児童相談所虐待対応ダイヤル(外部リンク)
☎189(いちはやく)
24時間365日対応 通話料無料
※お近くの児童相談所につながります。
児童に命の危険があるなど緊急時には110番通報してください。
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